表題は数日前、弊社の代表がtwitterで書いたつぶやき。
改めて説明するまでもありませんが、Amazonキャンペーンとは、同じに日に多数の人が申し合わせて、Amazonから本を買い、Amazonでの順位(ベストセラーランキング)を一時的に上げる(操作する)ものです。ビジネス書が多いのも特徴です。
メディア事業部の大西もブログで書いていますが、同じアカウントでの大量購入は1冊の購入としかカウントされず、順位を上げるには数百人単位の人が同じ時間帯に購入する必要があります。
狙いとしては、著者が自分のサイトなどで「Amazonで第1位をとりました!」と宣伝することや、「Amazon第1位」ということを他のリアル書店への販促に使ったりすることにあります(後者については、もう通用しなくなった)。
私が以前に勤めていた出版社では、これでだいぶ儲けさせてもらいました。たまに協力者との連携が上手く行かず、在庫が残ってしまって、Amazonからにらまれたこともあったけど、現実として本が売れるわけですから、出版社にとっては悪い話ではありません(「『ハリポタ』などのベストセラーがない限り、500冊売れれば第1位がとれる」とか、よくいってたなぁ)。
あと「ベストセラー対策」といって、トーハンと日販の週報に掲載される売れ筋調査店(紀伊國屋書店新宿本店など)で大量購入し意図的に順位を上げ、他店からの見込み注文を募る、ということもよくやっていました(「紀伊國屋書店・週間ベストセラー第1位!」なんて宣伝していた著者もいたなぁ。これも最近、効果が薄れてきたけれど)。
そこで表題に戻る。
自費出版は、一般的には「ワンランク下の出版」に見られています。Amazonキャンペーンをやる著者も、自分の本は商業出版だというでしょう(実際はどうか分かりませんが)。
しかし、仲間内で本を買い合っているのですから、やっていることは自費出版と変わりません。Amazonキャンペーンを条件に企画が採用されていることも、充分に考えられます。
それを、あたかも「自分の本は商業出版で、かの有名なAmazonのランキングで第1位をとったんだ!」と、臆面もなく宣伝するのは怒りよりも、もはや滑稽に見えます。大西がいうように、「Amazonで瞬間的に第1位をとるよりも、長期にわたって100位をキープしている方が評価が高い」と思います。
最近は出版社の企画採用もプローモーション費用の負担や刊行後の買い取りが条件になることが多く、商業出版と自費出版の垣根はなくなりつつあります。
だったら、自費出版で自分の考えを堂々と主張すればいい。
あなた出版社は、そんな著者とお付き合いしたいと思います。
